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飽きたから

飽きたからです

味噌とんちゃんの話

さて、諸君は「味噌とんちゃん」を知っているだろうか。


「味噌とんちゃん」。


ゲーム「ボンバーマン」において、
先に敗北したキャラクターが画面の四辺を謎の機械で緩やかに移動しながら、未だ爆発音が鳴り止まない戦場に安全圏から爆弾を落とすという、卑劣極まりないあのシステム

ではない。

それは「みそボン」。


「味噌とんちゃん」とは、豚ホルモンに味噌をびたびたに付けて七輪で焼いて食べる、殺人級の料理である。
あまりにも殺人級である故、とある国では「死神」と訳されるそうだ。
そんな「味噌とんちゃん」は、名古屋の名物料理である。

本日はとある用事があって、愛知県に行ってきた。具体的に言うと「マンガ展」を拝見してきた。まじで良かった……。

博物館で原画展? 原画ってそんなに見て面白いモノなの? 愛知まで行くほどのこと? 愛を知るって県名最高じゃない? 愛とは? 愛とは一体? え? 愛とは一体?

と、半信半疑で行ったんだけど、最高だったので全員愛知に行け。愛を知れ。


それで、「味噌とんちゃん」を食べに行った。
「味噌とんちゃん」。とある国では「殺人鬼」と訳されるほどの料理……。

名古屋といえば味噌、とにかく料理に味噌ぶっかけとけば名古屋名物っしょマジウマっしょ、正直そんくらいのテンションで作られたんだと思っていた、ナメていた。


「味噌とんちゃん」、ヤバかった。
とある国では「デス・ゲーム」と訳されるというのも頷ける。


同じシリーズのメニューで牛ホルモンに味噌ぶっかけたやつもあった。

隣り合わせに並んだ皿の上には、味噌を纏った牛と豚……。
まさに一触即発、武蔵と小次郎だ。巌流島はすぐ目の前にあった。
奴らは暫しの膠着の末、示し合わせたかのように動き出した。
そして巌流島へと上陸した二者は、巌流島から発される熱にその身を焦がし、ぶしぶしと音を立てている。(武士だけに)

なんという、なんということだ。
二人の最強の侍が、今まさに凌ぎを削ろうとしている。

今すぐ、

今すぐに白ご飯をくれ。


白ご飯をくれ。