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飽きたから

飽きたからです

昔の話

コンピュータというものにのめり込んでしまったのは、小学生の頃だった。
初めてパソコンを触った時は、ペイントソフトでお絵かきをするだけで楽しかった。
それがいつしか、ダイアルアップの遅い回線でインターネットなんかを見るようになった。ピポポピパピピポ。ピーーーーヒョロロロロロー。何だったんだよあの音。

テキストサイトが好きだった。侍魂の記事を読んで転げ回るほど笑った。
親にバレないように深夜にエロ画像を検索したりもした。今みたいに画像もスッと表示されてくれなかったんだ、上の方からジワジワっと表示されていって、全部表示しきるのに五分くらいかかってた。おばちゃんの画像だった。

好きな漫画のファンサイトに行って、ファン同士の交流をしたりするのが流行っていた、ように思う。ネチケットを守ろう、なんて。
そういうサイトには大抵お絵かき掲示板なんてのがあって、みんなそれぞれに描いた絵を見せ合っていたんだ。俺は絵が描けなかったから、色んな人の描いたのをすげーすげー言って見てるだけだったけれど、それはとても楽しかった。

インターネットというものに早い段階で出会ってしまった俺は、とんでもなくひん曲がった奴になった。

色んなことがあった。インターネットチャットにハマった。俺は二重人格という設定でふたつの名前を使い分けていた。
「平穏な日々を望んでいるのに、なぜか厄介なことに巻き込まれてばかりでうんざりしている」というキャラだった。
「こんにちは〜」とか言われても「……ああ、俺に言ってるのか。……気持ちは嬉しいが、俺には関わらない方がいい。面倒なことに巻き込まれたくなければな……」とか言ってた。何の為にチャットしてんだよ。

そこで出会った女の子に恋して、毎日チャットに誘ったりした。楽しかった。その子はネカマだった。

ネットゲームにのめり込んで生活がおかしくなったときもあった。トイレにも行かなかった。ボトラーだった。

まだまだある。書けないようなこともある。
思い出しても恥ずかしくなるような昔のことだけど、何となく楽しかったし、今でもその時の経験は自分の深いところに根付いてしまっているような気がする。
意味がわからんけど、何故か少し誇りに思っているようなところがあるのかもしれない。自分が、マジで痛い奴だったってことに。本当に少しだけ、それで良かったと思う気持ちもあるのだ。

楽しかったからかな。そうだといいな。